「パパ活で稼いだお金って税金かかるのかな?」
「税金かかったとしても、黙っていればバレないんじゃ…」
パパ活で稼いでいる女性は、こんな風に思っている方もいらっしゃるかもしれません。
確かに、せっかく稼いだお金ですから、できれば全額自分の好きなように使いたいお気持ちはとてもよくわかります。
ですが、パパ活で稼いだお金には、その金額に応じて確定申告し、税金を払う義務があります。
黙っていればバレないと思われがちですが、実際税務署にバレて罰金を払うことになったパパ活女子も…
リスクを避けるためにも、税金はきちんと納めておくのがオススメです。
この記事では、確定申告が必要になる金額や、脱税がバレる理由を解説しています。
具体的な確定申告のやり方もご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
パパ活の確定申告は贈与税の有無で判断
年110万円が課税のボーダー
パパ活で得るお金は、会社やアルバイト先から支払われる「給与」ではなく、パパ個人が財産の一部を渡すので「贈与」になります。
そのためパパ活で稼いだお金は「贈与税」の区分。
稼いだ金額が1月1日からの1年間で110万円を超えた場合、自分で確定申告する必要があります。
またお金だけでなく、ブランド品などのプレゼントも贈与税の対象となりますので注意してくださいね。
パパ活で節税する方法
稼ぐ金額を110万以下にする
確定申告したくない人は、パパ活でもらう金額を110万円以下に抑えましょう。
そうすれば、贈与税はそもそも発生しません。
年間110万円と聞くと少なく感じてしまうかもしれませんが、月に換算すると約9万円。
それだけ月に稼げたらけっこう生活も潤いますよね。
月に9万円をコンスタントに稼げるなら、パパ活女子としては成功している部類です!
パパ活のお小遣いを給料として受け取る
経営者のパパから毎月まとまった金額をいただいているなら、社員として雇ってもらうのもあり。
給料として受け取ると、所得税はかかりますが、税率は贈与税よりも低くお得です。
また年末調整も会社でしてもらえるので、確定申告の手間もかかりません。
デメリットは、パパに個人情報を把握されるということ。
従業員として雇われるので、本名はもちろん住所も知られることになります…。
何かあった時にパパと関係を切りづらく、トラブルのもとになる可能性も。
あまりオススメはしませんが、ひとつの方法として検討してみてくださいね。
パパ活脱税がバレる6つの理由
確定申告しなくても実際のところ、「黙っていればバレないんじゃないの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
確かに、複数のパパから手渡し現金で4〜5万円ずつ受け取っている場合はバレにくいでしょう。
税務署も預金口座やクレジットカードの履歴が無い限り、数万単位の細かすぎる現金の流れまでは把握しきれないからです。
逆に言えば、1人のパパから数百万ずつ受け取ったり、不動産や車など高価なプレゼントをもらったり…
派手なお金の動きがあると税務署にも目をつけられやすいです。
確定申告が必要な110万以上を稼ぐパパ活女子になってくると、一人のパパから大金をもらうことも増えてくると思います。
決して「私はバレないから大丈夫!」と安心できないですよ。
具体的に、パパ活脱税がバレてしまう例について、ひとつずつご紹介していきますね。
銀行振込やLINE Payへの送金でバレる
銀行振込やLINE Payは現金の手渡しとは違い、明確にお金の入出金の履歴が残ります。
頻繁に大金が入金されていると、どういう収入だったのかを問い詰められる可能性も…。
不動産を購入してバレる
不動産の購入には、登記の手続きが必要。
登記すると、税務署から不動産を取得した人に対して、職業や年収、購入資金をどうやって用意したかなどのお尋ねがあります。
年収がもともと高ければ問題ありませんが、そうじゃない場合は、マンションを買うお金をどこから稼いだのか、調査が入ってバレてしまうことに…。
「パパ活で上手く大金を稼いだから、マンションを買おう!」は要注意ですよ。
パパへの税務調査でバレる
パパは基本的にお金に余裕がある人が多いので、定期的に税務調査を受けている人がほとんど。
パパの口座から定期的に特定の人に対して振り込みが確認された場合、もらった相手は確定申告を正しく行っているのか、税務署のチェックが入ってバレてしまう可能性が非常に高くなります。
SNSからバレる
パパ活でお金をたくさんもらったり、高価なプレゼントをもらったりすると、SNSに投稿したくなりますよね。
でも税務署はあらゆる媒体から脱税の可能性がある人をチェックしています。
税務調査の対象になる可能性もゼロではありません。
パパ活で稼いだというアピールをしてしまいがちな人は要注意!
『#パパ活』など、ハッシュタグは避けましょう。
マイナンバーからバレる
マイナンバー制度によって、個人と口座の紐づけがより明確になります。
パパがあなたに渡すお金の流れも、国が把握できるため、もしあなたがそのお金に対して税金を支払っていなければすぐにわかってしまいます。
知り合いの密告でバレる
知り合いにパパ活で稼いでいるのを話したことで、税務署に通報されてバレてしまった…というパパ活女子もいます。
また、知り合い以外でもSNSの投稿をみた誰かが通報する、といった例もあるので要注意。
確定申告のやり方と流れ
脱税がバレると、「加算税」や「延滞税」など、余計にお金がかかってしまうリスクがあります。
最悪の場合は、警察に捕まってしまう可能性も。
せっかくパパ活で稼いだのに、税金に持ってかれてしまうのは損した気持ちになるかもしれません。
でも結局はきちんと確定申告して払っておくのが賢い選択ですよ。
確定申告の方法は特に難しい手順もなく、とっても簡単ですので一緒に確認していきましょう!
税金の計算方法
まず確定申告をするためには、自分が1年間にいくらパパ活で稼いだのか把握しておくのが大事。
お小遣いをもらった相手、金額、日付などは必ずメモしておきましょうね。
自分が稼いだ金額が110万以上だった場合、確定申告で、いくら税金を納めればいいのか計算する必要があります。
計算方法は簡単ですが、課税価格に応じて、税率や控除額が変わってきますので、表をみて確認してくださいね。
以下が、課税価格別の税率・控除額の一覧表になります。
この表をもとに、以下の計算式にあてはめて税金を計算できます。
例)パパ活で1年間に360万稼いだ場合の計算式
360万から基礎控除の110万を引く⇒250万が課税対象
250万は、税率15%・控除額10万にあたるので、納税額は27万5千円。
書類を書いて提出する
税金の計算が終わったら、次は書類の準備。
手書きかオンラインか選べるので、自分のやりやすい方法を選んでみてくださいね。
手書きの場合
1.国税庁ホームページ「確定申告特集」の「贈与税の申告書」から書類をダウンロードします。
(国税庁HP)
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tokushu/yoshiki.htm
もしくはお近くの税務署や、市役所の担当窓口でも受け取り可能です。
2.パパ活は一般贈与税にあたるので、書類の一般贈与財産分のところに必要事項を記入します。
A 提出先の税務署、提出日、申告する年を記入します。
B あなたの氏名などの情報を記入して押印します。
C 贈与者の氏名などの情報を記入します。
D 財産を取得した年月日と、財産の額を記入します。
E 財産の合計額を記入します。
3.書いた書類は、最寄りの税務署で直接提出するか、郵送で提出します。
オンラインの場合
1.国税庁ホームページトップの「令和2年分 確定申告特集」のバナーから、「令和2年分 確定申告特集」ページに進み、「確定申告書等の作成はこちら」をクリックします。
2.「作成開始」ボタンをクリックします。
3.画面の案内に従って操作し、贈与を受けた金額など必要事項を入力します。
4.オンライン、もしくは郵送で税務署に提出します。
書類の提出方法
確定申告の手続きが行えるのは、稼いだ翌年の2月16日~3月15日。
1か月ほどの期間しかないので、忘れずに提出しましょう。
提出方法は以下の3つ。
- 税務署に行って直接提出
- 郵送で提出
- オンラインで提出
なお、税務署へ行きその場で申告書を書いて提出する場合は、混雑緩和のため「入場整理券」が必要です。
入場整理券は当日、各会場で配布されており、当日の配布状況を国税庁のウェブサイトから確認できますよ。
また入場整理券は、事前にLINEで取得も可能。
国税庁のLINE公式アカウントを友だち追加すれば、トーク画面からオンラインで申し込めます。
パパ活女子のみなさまへ…
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
パパ活で稼いだお金に税金がかかる理由や、確定申告の方法などをご紹介いたしました。
「わざわざ確定申告をするのは面倒くさい…」
「きちんと納税している人のほうが少ないんじゃないの?」
ここまで読んだ方のなかには、こんな風に思う方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、税金を払わずにパパ活をしていた女性が、急に税務署から連絡がきて、差し押さえになってしまった…
パパ活で貯めたお金で事業をおこして成功した女性が、パパ活で得たお金に税金を払っていなかったことがバレて信用を落としてしまった…
といった例もあります。
パパ活脱税であなたの輝かしい未来がつぶされてしまったら、元も子もないですよね。
そんなリスクを避けるためにも、結局はきちんと払っておいたほうがお得ですよ。
この記事が少しでもあなたのパパ活に役立てば幸いです。